どうしても鍼が苦手な方の為の刺さない鍼(小児鍼)とは?
鍼のイメージといえば、まず指す行為を行う
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注射針の刺される時の痛みのイメージ
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痛い!いやだ!
と連想される方も多いのは事実です。
しかし!刺さない鍼が存在するのをご存知でしょうか?
目次
てい鍼とローラー鍼について
主に小児鍼といって、
先端が丸くなっており、皮膚に刺入することのない棒状のてい鍼や、
ゴツゴツと大きめの棘のような形がついたローラー鍼があります。
では、どのように用いるかというと、
皮膚上のツボを先端の丸いてい鍼で、軽く押したり、
ローラー鍼で、皮膚上を転がしたりします。
小児の場合ですと、0歳児から可能な程、低刺激で安全です。
なぜ刺さない鍼なのに効果があるのか?
よく誤解されることですが、身体が疲れている時や筋肉のコリがあるとき現れるツボは、
必ずしも強い刺激を必要としておりません。
実は、軽く押したりさすってあげたりするだけでも効果があります。
何故かと言うと、ツボが現れている時というのは、自律神経が乱れている時や
筋肉の使いすぎによるリラックスすることが出来なくなって、
力の抜き方を忘れてしまっている時が多いからです。
それを、てい鍼やローラー鍼を用いて力が抜けるように軽い刺激を与えることで、
リラックスをしていただくことで、簡単に肩のこりがほぐれていきます。
ちょっと想像していただきたいのですが、非常に固くなったコリは、カチカチに固まったスポンジで例えます。
それも水が入る余地が無いほどスポンジの中に隙間なく凝縮したカチカチの状態です。
この状態では、いくら水分を通しても中に水が通れる穴もないわけですから、柔らかくならないですよね?
それをてい鍼やローラー鍼によって、まあまあ、力を抜きなさいと軽くしてあげることによって、
力が抜けた時、初めてスポンジは広がり、やっと水が通れる穴が出てきます。
そこへ一気に血流が流れていけば、すぐに本来のスポンジの柔らかさを取り戻します。
作用反作用の法則ではないですが、カチカチに固まったスポンジに
強い刺激を与えても更に強固に固まっていくだけなのです。
低刺激の小児鍼も出来ない時はある?
発熱があるときや、骨折や出血などの外傷があるときは出来ません。
金属アレルギーがある人は?
すみれ治療院では、チタン製のてい鍼とローラー鍼を使いますので、安全です。