脳梗塞で、半身まひになったことをきっかけに、
とある田舎から家を引き払い、
ご家族様が住んでいる札幌市へ移住した際に
往診依頼をして頂きましたSさん。
Sさんは、女性で数年前の脳梗塞で倒れ、
病院でのリハビリも懸命に行いましたが、
左半身まひの後遺症が残った状態でした。
左足は、引きずるが何とか立てる状態
左肩から左手にかけての麻痺が特にひどく痛みて動かせない。
Sさんからの一番の要望は、
左手でちゃんとお茶碗を持てるようになりたい!
でした。
当院では、
必要な期間や施術内容。
主治医の許可など施術開始までの流れ。
施術開始する場合の金額や方法。
をお伝えして、ご理解いただけてから
初めて施術開始としております。
とても
左半身マヒに伴う拘縮
・左肩挙上時痛
佐々木さまのご要望
左半身の運動と、左手でまたお茶碗を持てるようになりたい。
当院ご説明内容
今までの経緯や主訴、動きや筋力などを確認させて頂きました。
左下肢は可動時痛はないが、屈伸の際の筋力が弱く、左上肢は、挙上の際、屈曲90度手前で、水平伸展の際に痛みが出る。
痛みが出る部位は主に、大胸筋起始部、結節間溝、三角筋。
痛む部位にだけ、軽擦と鍼灸を行い、痛みを抑えたうえで無理のないようにこまめに痛みが出てきていないかを確認の上、左半身の各関節の屈伸運動を行い、これ以上拘縮が酷くならないように、最低限現状維持を目標に伝えました。
施術内容
当院では、一切指圧を行うことはなく、お腹をさする強さで軽擦を行います。
鍼灸はディスポーザブル鍼、太さ0.14㎜、刺入深度5㎜で、刺したらすぐ抜きます。置き鍼は行いません。
リハビリは、ご本人の体力を確認しながら、最大可動域を確認の上、ゆっくりと屈伸運動を行います。最初のうちは力の入れ方が分からなくなっていることが多いため、主要となる筋肉を軽くタッピングして、使い方をお伝えすると、初めは弱い力が、10回を超えてきたあたりから、力強い手ごたえを感じました。
無理のない範囲で、表情や声かけをしっかりと行いなら、佐々木様に満足していただけるよう施術していきたいと考えております。